管理人の独り言
09年7月

5日

明治維新は下級武士が、平成維新は庶民が主役だ!!

来年のNHK大河ドラマは坂本龍馬を主人公とした『龍馬伝』だそうだが、その前年に、明治維新のような政権交代が起きるとは、何か因縁じみていると評する向きもある

管理人も、若かりし頃、ある企業の面接で、尊敬する人物との質問に、『坂本龍馬』と答えた事を思い出しました

その当時、坂本龍馬ブームやら、先輩からのアドバイス(歴史上、当たり障りのない、人気のある人物の選定)やらもあり、深く考えずに、龍馬の思想・信条を丸暗記した記憶があります

巷間、今回の政権交代を、明治維新のような平成維新だと評する論評があるようであるが、管理人はちょっと違うのではないかと思う

何が違うのかを明らかにする前に、ここで、ちょっと、歴史の「お勉強」をしてみたいと思います()

明治維新に登場する人物の出身地や身分、そして役割等を簡単に列挙してみます

徳川慶喜(江戸=東京都・出身1837〜1913)
第9代水戸藩主の7男として水戸藩の江戸屋敷に生まれた
江戸幕府の第15代将軍となり、幕府の改革に努めたが、
将軍となって1年後には大政奉還を行い、政権を朝廷に返した

勝海舟(江戸=東京都・出身1823〜1899)
江戸幕府の役人で、幕府の海軍を率いた
咸臨丸の艦長として渡米
後に坂本竜馬が門弟となり、西郷隆盛に西国の力のある大きな藩との連合による政治の進め方の考えを示した
新政府軍の江戸総攻撃に際して、西郷隆盛と会見し、江戸城の開城を果たした
明治維新後は、政府の高官として活躍した

岩倉具視(京都=京都府・出身1825〜1883)
京都の公家出身
明治維新の実現に中心的な役割を果たし、政府の高官となった
日本の近代化を図るため、岩倉遣外使節団の大使を務め、欧米を視察した
征韓論に反対し、憲法の制定にも大きな役割を果たした

陸奥宗光(紀伊藩=和歌山県・出身1825〜1883)
坂本竜馬らとともに倒幕運動に参加した
明治維新後は政府の高官となり、
不平等条約の治外法権の改正に努めた
日清戦争後の講和会議に出席し、
日本に有利な条約を結ぶことに成果を挙げた

坂本龍馬(土佐藩=高知県・出身1835〜1867)
勝海舟に学び、力のある大きな藩が協力し合って日本を西欧列強から守るという思想的影響を強く受けた
親交のあった西郷隆盛と木戸孝允を結びつけ、薩長同盟を成立させた
また、大政奉還にも大きな役割を果たしたが、明治維新前に暗殺された

板垣退助(土佐藩=高知県・出身1837〜1919)
倒幕運動に参加し、明治維新後は政府の高官となるが、征韓論に賛成して高官をやめた
その後は、自由民権運動を指導し、国会の開設にそなえて自由党をつくった
民権運動のさなかに暴漢におそわれ負傷
「板垣死すとも自由は死せず」の逸話を残した

吉田松陰(長州藩=山口県・出身1830〜1859)
ペリーが再来航したときに、黒船に乗りこみアメリカに渡ろうとするが失敗した
その後、長州に戻り、松下村塾で指導するようになる
高杉晋作や伊藤博文ら幕末や明治期に活躍した人材を育てた
しかし、幕府の政策を批判したことにより、安政の大獄で処刑された

木戸孝允(長州藩=山口県・出身1833〜1877)
吉田松陰に学ぶ
坂本竜馬の仲立ちにより、西郷隆盛と薩長同盟を結び、倒幕運動で活躍した
明治維新後は政府の高官となり、岩倉遣外使節団の副使として欧米に派遣された

高杉晋作(長州藩=山口県・出身1839〜1867)
吉田松陰に学び、幕末期の志士として活躍
身分の低い武士、百姓、町人の加わった軍隊、奇兵隊を組織した
奇兵隊は藩内での戦いや幕府相手の戦いで活躍した

伊藤博文(長州藩=山口県・出身1841〜1909)
吉田松陰の松下村塾で学び、倒幕運動に参加した
明治維新後は政府の高官となり、岩倉遣外使節団の副使として欧米に派遣された
大日本帝国憲法の草案をまとめ、初代総理大臣に就任した
日露戦争後、日本の保護国となった韓国の政治や軍事を取りしきる韓国統監を務めたが、
韓国の民族運動家によってハルピンで暗殺された

福沢諭吉(中津藩=大分県・出身1834〜1901)
幕府の役人として、勝海舟とともに咸臨丸でアメリカに渡ったのをはじめ、
幕府の使節として3回も欧米に渡り、欧米の近代文化を学んだ
明治維新後は、「学問のすゝめ」を出版し、人間はみな平等であること、
学問をすることによって国民が自立することの大切さを説くなど西洋の思想や文化を伝えた
慶應義塾大学の創立者

大隈重信(佐賀藩=佐賀県・出身1838〜1922)
倒幕運動に参加し、明治維新後は政府の高官となった
征韓論に反対して政府に残り、国会開設を主張した
1898年に憲政党を結成
日本初の政党内閣を組織し、総理大臣となった
早稲田大学の創立者

西郷隆盛(薩摩藩=鹿児島県・出身1829〜1877)
坂本竜馬の仲立ちにより、長州藩と薩長同盟を結び、倒幕運動を指導した
新政府軍を指揮した際には勝海舟との会談により、江戸城の開城を果たした
明治維新後は政府の高官となり、征韓論を主張したが、大久保利通や岩倉具視らと対立し、郷里の鹿児島へ退いた
その後、政府に不満をもつ不平士族が起こした西南戦争を指導したが、政府軍に敗れ自死した

大久保利通(薩摩藩=鹿児島県・出身1830〜1878)
西郷隆盛らとともに倒幕運動を推進した
明治維新後は政府の中心として活躍
岩倉遣外使節団の副使として欧米に派遣された
征韓論に反対し、政府に残ったが、不平士族に暗殺された

以上が、大雑把な括りですが、明治維新の倒幕側の主役たちです(徳川慶喜&勝海舟&福沢諭吉は除く)

倒幕の主役に、庶民=農・工・商従事者がいない事が、B層の管理人でも分かります()

それでは、大変長らく、お待たせしました()

明治維新と今回の政権交代の違いは何かを検証してみようと思います

前置きは長く、結論は短く、を、モットーにしている管理人の真骨頂を発揮します
(中身が無いから、前置きで、文章水増ししているだけだろうとの意見もあります-)

明治維新と今回の政権交代の決定的な違いは、誰が倒幕=倒政権の主役かに尽きます

明治維新の主役は、
江戸時代においては特権階級の公家や下級武士(たとえ下級武士でも武士は武士)などである
そして、明治維新の本質は、一部の特権階級の権力闘争であった
結果、新しく出来た新政府は、支配階級の入れ替わり(会社で言うと、社長・役員が更迭され、部・課長が会社の経営権を乗っ取っただけで労働者階級は変わらない)があっただけで、一般庶民の労働者階級にとっては、支配層が看板の架け替え(徳川幕府→明治政府)だけで、基本的には、徳川幕府と変わらない特権支配階級が継続しただけの事である・・
と管理人は思う

一方、今度の政権交代の主役は、労働者階級の一般有権者=庶民です
庶民が、民主党議員に票を投じて、太平洋戦争後の、実質的な支配階層である、悪徳ペンタゴンにNo.を突き付けた選挙である(冤罪事件で実刑判決を受け、今、拘置所に服役している経済学者・植草一秀氏が指摘した悪の5角形→自公政権=政治屋・高級特権官僚・大資本=大手企業・米国支配・大手御用メディア)
既得権益を持たない労働者階級の議員が、多数当選したのは、まさに、有権者の、国民目線での政治を熱望する力が、結集した結果だと思う

落選した自民党議員のなかには、得体の知れない風に負けたとか、ほざいていたが、今回の政権交代は一過性のブームではなく、国民の民度によるものである事を理解しない限り、自民党は自壊への道を辿る事になるであろう・・

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